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話し方で大切なこと・・シチュエーション
前回、話し方や会話で大切なこととして、「ポジション」のことを少し書きました。それは立ち位置をさします。
例えば、よく「ほめること」が大切だといいますが、これもポジションがわかってないと、単なるお世辞になってしまいます。
「なんだこいつ、自分にこびてるのか・・・」と、逆効果の場合もありえます。ほめる場合は、自分が相手より上のポジションの時が一番自然で、相手にもうまく伝わります。
例えばあなたがテニスをしているとして、自分より下手な人にほめられるより、上手な人にほめられるほうがうれしいでしょう。
そして、今日もうひとつ大切なこと、
それは、シチュエーションです。つまり、その場の状況。
緊張感のある時と、和やかなムード漂う場面では、同じ話し方でも相手の反応はまったく異なります。
そこで、緊張感のある場合に「どんな話し方・会話をするのか」を考えると、非常に大変です。
発想を変えて、場の緊張感をほぐし、和やかなムードに持っていく方向で考えましょう。
え、そんなことが簡単にできるのかですって?
他人と同じ立場、目線での言葉を最初に吐いちゃえばいいんです。
こんな場合はどうでしょう。
あなたは自分の部下数名をひきつれ、役員全員の前で大事なプレゼンをしようとしています。
とても緊張しています、まずはあなたの挨拶です。
そこで、部下に向かい
「この人本当に大丈夫か?って不安に思ってるでしょ。君たちに不安をもっていただかなくても大丈夫!私が一番不安ですから」
なんていう感じの切り出しトークは、ふっと場を和らげます。
へたに「本日は大変緊張しておりまして・・・」などと、言い訳トークから入るより、ずっといいですね。
この場合、表情もポイントになってきますので、少し上級テクでしょうか。これも練習しだいです。
- 2008.07.02
- 16:46
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